今回は環境に存在するメタ札達にフィーチャー。
先日行われたYCSJ大阪で活躍した対策カード達について、シングル戦での大会だったのでメインから入っているカード達ですね。
この辺りのチョイスは高度なメタ読み、構築術が求められますねぇ。
《御前試合》

永続罠 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の属性のモンスターしか表側表示で存在できない。 お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの属性が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。
属性統一デッキならば相手のみに押し付ける事ができる永続罠カード。
基本的に属性がバラけている【クシャトリラ】に刺さりますが、《クシャトリラ・フェンリル》を残し攻撃する事で除去される事もありましたね。
ただし展開途中の絶妙なタイミングで撃ち込めば1枚で大打撃を与える事ができます。
また【ふわんだりぃず】でも「すとりー」「ろびーな」「すとーる」が水属性になっているので場合によりアドバンス召喚のリリース2体を揃える事の抑止にもなったり。
《闇の護封剣》

永続魔法 このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。 (1):このカードの発動時の効果処理として、相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、そのモンスターを全て裏側守備表示にする。 (2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターは表示形式を変更できない。
《皆既日食の書》もありますがYCSJの決勝配信ではこちらが印象的でした。
相手モンスターを全て裏守備化に表示形式の変更も許しません。
こちらも【クシャトリラ】対策として話題になったカードですが、YCSJでは【ラビュリンス】相手に発動し、《迷宮城の白銀姫》などを無力化・悪魔族参照などをさせなかったのが記憶に残っています。
《烈風の結界像》

効果モンスター 星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1000 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いは風属性モンスターしか特殊召喚できない。
優勝デッキである【ふわんだりぃず】のシステムの1つ。
基本的に様々なデッキに有効、特殊召喚から動く事の多い【クシャトリラ】に特に刺さりがち。
通常召喚から戦闘突破を狙えますが、バトルフェイズを最小限でやり過ごせ、足止めとして戦闘除去されるとしても優秀、守りきれば相手は悶絶。
優勝したデッキにはこのカードが2枚と一般的にレシピと違い多めに採用、実際それが非常に有効だったので見事な構築でした。

ドラゴン隊長
大規模な大会になるほどメタゲームと言うのは独自の動きをする傾向にあります、こういったチョイスは自分を信じるべき…!
コメント
永続罠魔法はアライズハートにチェーンされて効果適用されない場面があると感じて微妙だなぁ。と思ったが、ふわんだりぃずはそもそも除外されても通常運転だからライザーやえんぺんで突破後、メタカードをセットするプレイ…と思うとテーマ選びも含め何から何まで合理的なデッキだったんだなぁと思いました。雪花カグヤが何もできずに負けた場面はさすがに…という気持ちになりました。
とにかく大規模大会だったので様々なデッキに対応を考えると本当に構築迷子になりそうですねぇ。
結界像がガッチリハマると何も出来ず負けるのはあるあるですが大会では辛さが跳ね上がりますね…