今年の年末商品「プリズマティックサモン」いわゆる年末箱の詳細が公表されました。
収録カードの新規からは6種類の召喚方法をフィーチャーしたカード達が収録。
禁止カード・規制経験のあるカードのリメイクカードとなっています。
《水晶機巧-ハリファイバーP》

リンク・効果モンスター
リンク3/水属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左下/下/右下】
チューナーを含むモンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがL召喚した場合に発動できる。
そのL素材としたモンスターの元々のレベルの合計以下のレベルを持つチューナー1体を
EXデッキから守備表示で特殊召喚する。
(2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、フィールドのこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドに「水晶機巧トークン」(機械族・水・星1・攻/守0)3体を特殊召喚する。
このトークンはリリースできない。
10期のリンク召喚時代から禁止されるまで遊戯王OCGを席巻したカード。
リメイク前はレギュレーションなどもあり1枚のモンスターから《アクセスコード・トーカー》にまで繋げる事ができていました。
リメイクされたこのカードはリンク3とリンク値が1上がっています。
チューナーをリクルートする効果が変わっており、レベル3以下をメインデッキからリクルートでしたが、素材モンスターのレベル合計を参照して「EXデッキ」からのチューナー特殊召喚に変更されております、守備表示なのですぐに攻撃に参加させる事も不可能となっております。
相手ターンの除外効果はEXデッキからチューナーモンスターを特殊召喚からトークン生成効果に変更、レベル1を3体は中々に魅力的な効果ではないでしょうか?
相手ターン専用なのでトークンは壁になる事が多そうです、アクセルシンクロや相手ターンリンク召喚といった効果も絡めていくと上手に使えそう。
元のハリファイバーから大きく変わっていますが、リンク3と重くなった分、効果自体は強めになっている印象。
リメイク前はシンクロ召喚にしか行えない制約を設けるべきだったと言われる事が多かったですが、トークン生成で縛りは発生せず、以前のようにリンク・シンクロ共に行えるデザインになっていますね。
《ナイトメア・アイズ・サクリファイス》
融合・効果モンスター
星1/闇属性/幻想魔族/攻 0/守 0
種族が異なる悪魔族・幻想魔族・魔法使い族モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合、またはこのカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。
相手フィールドのモンスター1体を装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備しているモンスターの攻撃力分アップする。
(3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体は戦闘では破壊されない。
(4):相手モンスターは他のモンスターを攻撃できない。
サクリファイスの新作モンスター。
融合素材に幻想魔族が存在し、初代原作での種族イメージ感が出ております。
特殊召喚時のみならず戦闘後のバトルフェイズ終了時にも相手モンスターを装備する事ができ、除去能力が高いですね、戦闘破壊でもお互いに耐性を付けるのでガッチリ相手モンスターを装備する事ができます。
2体装備すると盤面次第ですが高い打点を狙う事もできますね。
対象を取らない装備カード化と逃れにくい除去なので通ればかなりのアドバンテージを獲得できそうです。
《ヘル・ダイブ・ボンバー

シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズ2に発動できる。
フィールドの表側表示モンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの元々のレベルの合計×200ダメージを相手に与える。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地のレベル5以下の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
元ネタは《ダーク・ダイブ・ボンバー》禁止カードでしたがエラッタされて解禁、そして今回でリメイクされる運びとなったカード。通称DDB、これはHDBですかね?
お互いのメイン2で全てのモンスターを破壊してバーンダメージ。
発動はメインフェイズ2に限られるので除去+バーンをしてからの再展開でバトルをするのは流石に許されていません。
起動効果なので蘇生しても使えるのが強みでしょうか、相手ターンに蘇生できればかなりのプレッシャーになり得ます。
また参照もレベルなのでエクシーズやリンク中心の盤面次第ではイマイチな場面もありそうです。
自身が破壊されるとレベル5以下の機械族モンスターを蘇生。
《ギャラクシーアイズ・アンチマター・ドラゴン》

エクシーズ・効果モンスター
ランク9/光属性/ドラゴン族/攻4000/守 0
レベル9モンスター×2
「ギャラクシーアイズ・アンチマター・ドラゴン」は1ターンに1度、X素材を3つ以上持っている自分のXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):X素材を持っているこのカードが相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
取り除いたX素材がモンスターだった場合、さらにそのモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから墓地へ送る事ができる。
《ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》のリメイク、25/11現在でも禁止カード。
重ねてエクシーズできるのは健在ですが、素材を3つ以上持っている事が条件になっています、しかしランクやカテゴリを問わないの強みも。
4000と高打点ですが、X素材を有していると戦闘ダメージは半分になります。
素材を取り除けば2回攻撃とモンスターへの攻撃限定ですが連撃、コスト素材がモンスターであれば同種族をデッキから墓地へ送れる強力な効果。
4000打点の2回攻撃の殲滅力と同種族限定での《おろかな埋葬》は強いでしょうね。
《破滅と終焉の支配者》
儀式・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3000/守2900
「エンド・オブ・ザ・ワールド」カードにより降臨
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、手札・フィールドに存在する限り「終焉の王デミス」として扱う。
(2):手札のこのカードを相手に見せ、2000LPを払い、デッキから儀式魔法カード1枚を除外して発動できる。
その儀式魔法カード発動時の儀式召喚をする効果を適用する。
(3):2000LPを払って発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊する。
その後、このカードの攻撃力は2900アップする。
儀式からは「ルイン」「デミス」関連、手札・フィールドでは《終焉の王デミス》として扱います。
デッキから儀式魔法を除外してその儀式召喚効果を得る効果《高等儀式術》を除外すればリリースはデッキから補う事ができます。
このカードがあれば必要なリソースはリリースコストのみとなっており、儀式特有の事故軽減になってくれますね、ただライフコストと後述の効果のライフコストを考えると短期決戦向けですかね。
また儀式召喚するのはこのカードでなくてもOK
自身の効果は2000LPをコストに自身以外のフィールドのカードを全除去して2900パンプアップ。
儀式魔法効果適用のコストと合計すると4000支払いなのでLPは結構厳しくなります、その分除去力と打点で一気にゲームを終わらす運用ですかね。
《竜剣士ウィンドユニコーンP》

ペンデュラム・効果モンスター
星6/風属性/魔法使い族/攻2000/守2000
【Pスケール:青2/赤2】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンにカードが存在する場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを特殊召喚する。
●このカードを破壊し、自分のPゾーンのレベル5以下のPモンスターカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):P召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードは相手の効果では破壊されず、相手はこのカードを効果の対象にできない。
(2):自分・相手ターンに、自分フィールドのPモンスターカード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。
ペンデュラムからは竜剣士+マジェスペクター・ユニコーンの組み合わせ。
P効果はPゾーンから特殊召喚できる展開型効果。
モンスター効果はP召喚した自身は対象に取れず、効果破壊されないマジェスペクター系耐性。
Pモンスターと相手モンスターをバウンスする事ができます。
ほぼほぼ《マジェスペクター・ユニコーン》ですねぇ。



コメント
この中ではアンチマターが1番強いと思う。ゴーストリックXなど重ねて出す系のXを使えば、ほぼラヴァルバルチェインのような使い方が可能。自身の戦闘ダメージ半減デメリットもFAなどのギャラクシーアイズXモンスターを重ねれば問題無いため、X召喚が可能なEXの空きがあるデッキなら広く採用できそう。