2025年7月26日に発売された夏季レギュラーパックである「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」
このパック、発売から3日で3割引で販売される事態が起こっています。
そこについて少し思案していきましょう。どうしても内容的にネガティブになりがちなので避けたい人はバックボタンをどうぞ。

内容が多くのプレイヤーに刺さらない収録であった?

収録内容として新規テーマは【絢嵐】【ドゥームズ】【DD】【剛鬼】【鉄獣戦線】【ドラグマ】といった面々。
不人気ではないテーマの新規が入ってますがパンチに欠けてしまう印象は拭えません、10期で活躍した【鉄獣戦線】や【ドラグマ】は枚数も少なめですし、タイミング的にも微妙な形というのが個人的な感想です。
【DD】【剛鬼】はアニメテーマであり一定の人気がありますが何分最近プッシュされ続けている美少女カードとはあまり縁の無いテーマ、シングルが安いのでそちらで集める人も多そうです。
3日で35%OFFは常軌を逸した投げ売り
3日でここまでの値下げは遊戯王OCGでは滅多に見られません、TCGは仕入れ値が高いので35%も引くと利益は無さそうにも思えます、かと言ってナマモノ的な価値であるTCGの在庫が余るとそれ以上に苦しいのが現実。
既存パックでも3ヶ月くらい経つと値引き合戦が始まっていましたが、今回は余りにも早すぎる…
発売日に買うユーザーはニューロンポイントが付く店で買う事が増えている
この値下がりの要因の1つとして考えられるのが「ニューロンポイント付与店舗」での購入です。
発売日にとりあえず3箱といった感じで購入するユーザーはニューロンポイントの付くショップで買う人が多い印象です。
そりゃポイントを限定サプライと交換できるので近場にあればそこで買うよねってなるのは必然。
そうなるとフレンドリーショップ以外の量販店などはどうしても苦戦を強いられてしまうのも必然。
通販などはまさしくそれになりますね。
目玉カードと言える《命王の螺旋》(ドミナス・スパイラル)はいかに?
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手が手札・墓地のモンスターの効果を発動したターン、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札・EXデッキに戻す。
自分の墓地に罠カードが存在しない場合、さらに相手は自身の墓地からモンスター1体を特殊召喚できる。
このカードを手札から発動した場合、発動後、このデュエル中に自分は光・闇属性モンスターの効果を発動できない。
《命王の螺旋》は今回の目玉カードとも言えるカードですが、レアリティが不満も多い「アルティメットレア」枠、今回からシークレットレアでの収録も始まりましたが、供給量が断然少ないのは変わりないかと。
カード自体もドミナスシリーズのデメリット、できる事がバウンス・状況でデメリット有りとよく調整された控えめな性能。
いざ使われだすと値段は跳ね上がりそうですが果たして…
ワゴンセールの常連化を防ぐ何かを考える時期なのでは
ここ1年くらいGEOや家電量販店のおもちゃコーナーではとにかくセール価格で半額も珍しくない状態が続いています。
まずはこれを打破しなければ厳しくなるんじゃないでしょうか?ここまで余るなら仕入れも絞られそうですからねぇ…
しかし前述のニューロンポイントで店舗間の格差を埋めるのは大変そう。
遊戯王OCGはメーカー出荷売上は高い数値を維持していますが、店頭の消化率はあまりよろしくない数字になっているのではないでしょうか。
ネガティブな事になりましたが、現実はしっかり見ないとね…



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