3000人規模の大イベントYCSJが横浜で開催されましたね。
優勝は【3軸勇者】でした、リミットレギュレーションは4月改訂ではないので勇者も多そうでしたね。
今回はYCSJで改めてその強さを示した《虚無空間》について。
緩い自壊はメリットでもある・融合・儀式召喚だとチェーンで悲鳴

永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
(2):デッキまたはフィールドから自分の墓地へカードが送られた場合に発動する。
このカードを破壊する。
制限カードに指定されたのは2015年から、もう7年の間制限カードになっていますね。
制限カードのメタ永続罠としてこちらは禁止指定されましたが《王宮の勅命》と肩を並べる存在です。
罠による特殊召喚封じは発動タイミングに融通が効き、チェーンに乗る特殊召喚の場合はチェーン発動で封じ込める事ができます。
特殊召喚に魔法カードを使う事が多い融合・儀式召喚では単純にアド損にまで持っていけるカードですな。
緩い自壊条件を持っていますが1ターンの足止めでも充分な戦果をもたらしてくれます、逆にそれを利用して自分ターンにわざと自壊させ、展開を開始する戦法もあります。
むしろ維持もできる使い切りもできるので有用性を上げている感じもありますね。
シングル戦でのメタカードの強さ

そして今回話題になった要因の1つとも言えるのがこの手のカードのシングル戦での強さ。
マッチならばサイドから除去手段を増量して対応する事も可能ですがシングル戦となるとどうしても枠数などの問題が出てきます。
今回のYCSJの場合大会規模がとてつもなく大きかったのでメタ読みもかなり困難だったのもあったかと思います。
シングル戦で独自メタゲーム上での構築難度はかなりの物になっていたかと思われます。
今の遊戯王だとどうしてもシングルでメインから《サイクロン》系のカードは入りにくいですからね《ハーピィの羽根帚》ですら賛否・好みが出てきますし。
結果《虚無空間》がゲームを支配した形に、制限カードの永続罠なので安定して引き込む事は難しいですが、それならOKとなるかどうかですね。
《王宮の勅命》が禁止になったので時期尚早ですが次の禁止候補に挙がるかもしれません。
シングル戦はフリーでもそうですし今は「マスターデュエル」があり、YCSJの様なOCGでのシングル戦イベントも増えてくるとなるとシングルも意識したリミットレギュレーションも想定されそうです。
マスターデュエルは独自リミットレギュレーションですがシングル戦でのゲームデータを取るにはうってつけの場かと。
今後の流行・環境でまたどう動いていくかですね。

「シングル戦」での大会というのを厚く推していくならば危険なラインのカードはまだ他にもありますしねぇ。《王宮の勅命》は破壊手段が撃てなくなるって感じだったので納得する所ではあります。
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