『パワー・オブ・ジ・エレメンツ』で登場する《影星軌道兵器ハイドランダー》に続くハイランダー構築をサポートする2枚目のカード《ハイドランダー・オービット》が収録されました。
ハイランダー構築は好きなユーザーも居るのでこれは嬉しいカードですね。
ハイランダー構築について
まずは前提で「ハイランダー構築」って何?って所を。
基本的にデッキにカードを全てピン刺ししての構築となり最低40種類のカードで構築するデッキの事です。
基本カードゲーム、特にテーマで組む事が多い遊戯王では中々難しいというか枷の要素が強いのですが回すたびに違う回り方をしてくれるのでそこに面白さを見出す人が愛好者となります。
ドローによってもプレイングなどが毎回変わってくるのも面白さの1つ。
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻3000/守1500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地にモンスターが5体以上存在し、それらのモンスターのカード名が全て異なる場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動できる。
自分の墓地のモンスターのカード名が全て異なる場合、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
ハイランダーサポートの第一弾カードである《影星軌道兵器ハイドランダー》ハイランダーなら特殊召喚しやすく更に墓地肥やしをして対象を取らないフリーチェーンでの破壊と強力ですね。
ただこの強いカードもピン刺しになるのがハイランダーって感じですね。
《ハイドランダー・オービット》
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地にモンスターが4体以上存在し、それらのカード名が全て異なる場合、このカードをリリースして発動できる。
自分の墓地のモンスターの数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
モンスターが2体以上めくられ、それらのカード名が全て異なる場合、その内の1体を手札に加える。
残りのカードは好きな順番でデッキの上に戻す。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻す。
今回のハイドランダーは自己特殊召喚はできませんがデッキをめくって手札に加える効果。
レベル1なので《ワン・フォー・ワン》などサポートを入れて水増ししたい所。
めくる枚数は最低4枚から、手札に加える場合もモンスターが2枚以上めくれないといけないのである程度モンスターを厚めな構築にしないと外す可能性が高くなります。
ハイランダー構築なのでめくって有効なモンスターをヒットさせたいですね、そういった可能性を後押ししてくれるのはハイランダーにおいて嬉しい効果。
流石に墓地が肥えた後に5枚以上めくるといった場合はヒット率はかなり高そうです。
こういった効果はハイランダーだからこそのワクワク感がありますね。
めくった残りのカードはデッキトップに積み込めるのでドロー操作としても非常に優秀となっています。
ハイランダーで動きが安定しない構築での副産物としてはとても大きな物ですね。
墓地から除外する事で墓地のモンスターをデッキボトムに戻すデッキ修復効果、強力なモンスターでもピン刺しになるので使いまわしたいモンスターがある際に有用です。
《影星軌道兵器ハイドランダー》がハイランダーでのエースならば《ハイランダー・オービット》は良い潤滑油となってくれそうですね。
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