コロナ禍でTCGは厳しい立ち位置になる部類のゲームでしたが、レアカードバブルが発生してゲームでは無い部分で盛り上がったと言えるTCG業界。
そこからワンピースカードなど様々なTCGも誕生してきました。
そしてTCGバブルの象徴でもあるポケカバブルの崩壊、まさにTCG戦国時代。
これからの業界はどうなっていくのか少し考えてみます。
現状トップクラスは「ポケカ」「ワンピ」「遊戯王」「デュエマ」
売上面、ユーザー数の両面で見ると上記の4タイトルがやはり強いです。
ポケカバブル崩壊の余波はとても大きく影響はポケカのみならず、TCG業界全体から転売ヤーや投資家もどきの多くが脱落した形となりました。
しかしこのバブルで業界は全体的に上に向き、今後も成長していけるかもしれない伸び代が与えられています。
ワンピースカードゲームは今後のカードデザインがポイント
この中でも「ワンピースカードゲーム」だけが登場から間もないタイトル、発売当初は転売ヤーの餌にしかすぎないと思われていましたが凄まじい勢いでユーザーを獲得しました。
ゲーム内容については良くも悪くも既存TCGのいいとこ取りをしたシステム、このシステムを軸にバンダイナムコは大量にTCGタイトルを展開してますが、流石に出し過ぎで不安が無いとは言えませんね。
また個人的にカードのデザイン空間の狭さも気になります、1年後どんなカードが登場してるの?と思うのは楽しみでもあり難しそうでもあります。
上手くブレイクスルーしていければ安定して上位TCGとして君臨できそう、新規参入TCGでここまでヒットしたのは非常に稀有な例です。
普通に買えるようになったポケカ・ユーザーからは歓喜
ポケカは2024年の5月辺りから本気で大量生産し、転売ヤーが抱えきれない量の物量を供給、これによりポケカバブルは崩壊しました。
ユーザー面からはやっと普通にパックを買えるようになり、高レアの相場も落ち着き出しました。
バブル期に大きく話題になったので元々のIPの強さもあり新規ユーザーも大量に確保できました、このユーザーを大事にしていけば圧倒的業界No1を維持する事ができそうです。
ゲームシステムも「ポケモンバトル」のカード化というブレない軸があり、サービス継続も長く安心できるのも売り。
「遊戯王」は高い水準でマイペース
遊戯王OCGも一時期バブル期がありましたが早い段階で崩壊、それ以降は既存ユーザーを中心にマイペースでやっていってる感じです。
散々言われていますが新規ユーザーの獲得が難しいゲーム、しかし既存ユーザーはとても多いのでそこを大事にしていっている形でしょうか。
なのでマイペースでも水準が高く安定しています。
高齢化が懸念されていますが、もう25周年のゲームです、50年見据えるコンテンツにしていくなら世代交代は大事ですが、コンテンツの寿命なんてのは予測不可能ですからね。
他TCGについては頑張らないと大変そう
その他のTCGについてはとにかくTCGの種類が増え、競争が激しい今だと相当頑張らないと厳しそうです。
TCG新規ユーザーは人口が多いゲームに入っていく事が多いので強い所がドンドン強くなる傾向にあります。
またカードゲーマーのパイはある程度限られている上に、アレもコレもと複数タイトルプレイしてくれる人は少なめ、お金がかかる趣味ですからね。
個人的に正直今の上位TCGの牙城を崩すのは非常に難易度が高いと思っています。
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