現在の環境での採用カードに効くカードで話題のカード《サイレント・ウォビー》決まると結構凶悪ですが、支払う代価も大きいのでふんわりとしたポジションに居ますねぇ。
手札1枚消費と相手に1ドローとお高くつきますが、多用途かつ環境で見かけるカードとのシナジーで面白いカードです。
《サイレント・ウォビー》

効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1000/守2000
自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードを手札から相手フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、このカードのコントローラーはデッキからカードを1枚ドローし、このカードのコントローラーから見て相手プレイヤーは2000ライフポイント回復する。
「サイレント・ウォビー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードのコントローラーの手札制限枚数は3枚になる。
2014年3月21日発売の「プレミアムパック16」で登場したカード。
自分のメインフェイズに相手フィールドへ特殊召喚できるモンスターとなっています。
相手フィールドに特殊召喚すると相手が1ドロー・自分はLP2000ゲインの効果があります。
またコントローラーの手札上限枚数が3枚に減少します、それではちょっと見ていきましょうか。
特殊召喚時効果は強制《三戦の号》の発動条件を満たせる

特殊召喚時の1ドローとライフゲイン効果、これは強制効果となっているので相手フィールドのモンスターが強制的に効果を発動する事になる、つまり《三戦の才》や《三戦の号》の発動条件を満たす事が可能となります。
《三戦の号》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このターンに相手がモンスターの効果を発動している場合に発動できる。
デッキから「三戦の号」以外の通常魔法・通常罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはこのターン発動できない。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、代わりに選んだカードを手札に加える事もできる。
相手に1ドローを許してしまうのが気がかりな所ではありますが強力な「三戦」シリーズのカードを能動的に発動できるようになるのは強み。
《拮抗勝負》をちょっとだけ牽制する事も

《拮抗勝負》
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
現在流行中の罠カード《拮抗勝負》を少しだけですが牽制が可能、自分ターンに送りつけておけば返しのターンで手札からの発動条件を満たしません。
《拮抗勝負》の発動タイミング的に相手が「ウォビー」で攻撃して戦闘破壊された場合は発動可能になっちゃいますけれどね、戦闘ダメージはたんまりいただけそうですが。
こちらがみんな守備表示ならば相手は困りそうです。
《群雄割拠》《御前試合》で相手の動きを封じる

《群雄割拠》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。
お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には
1種類になるように墓地へ送らなければならない。
「ウォビー」を送り付けてからの《群雄割拠》や《御前試合》といった種族・属性制限により相手の動きを封じる事ができます。
相手が水属性や魚族デッキだと通用しませんが、それら以外であると相手はかなり動きづらくなるでしょう。
そうなってターンを重ねた場合には「ウォビー」の手札上限3枚も活きてきます。非常にやらしいですねぇ。

おもしろカードと凶悪カードの中間点に存在するようなカードですねぇ。ポテンシャルを完全に図りにくいというか…
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