今SNSで話題になっているのが発動した効果を受けないモンスターに《無限泡影》を発動して対象に取れないと知った後に巻き戻しや対象を変更する、という事についての議論。
遊戯王OCGではデッキのテーマ数がとにかく多く、効果も他TCGに比べるとかなり複雑なので耐性付与については完全に把握する事は難しいですね。
今回はこの議論についての意見、それと個人の私見といった所で見ていきます。
大前提・《無限泡影》と効果を受けない耐性について
《無限泡影》罠のファーストチョイスカード・今回はあくまで例題でもある
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン中、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
《R-ACEハイドラント》例題その2・対象耐性を持てる
効果モンスター
星1/炎属性/機械族/攻 0/守 0
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「R-ACEハイドラント」以外の「R-ACE」モンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「R-ACE」カードの効果でセットした速攻魔法・罠カード1枚はセットしたターンでも発動できる。
(3):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「R-ACEハイドラント」以外の「R-ACE」モンスター1体を手札に加える。
主にこの2枚が話題のキッカケ、ハイドラントの横にファイアエンジンが存在し、耐性を得ている状況と想定。
問題となった点・状況・ルール的に《無限泡影》の発動はできる
ハイドラントを対象に《無限泡影》の発動を宣言したけれど対象にできませんよ、となった事。
この場合、他に対象に取れるカードが無ければそもそも発動自体ができないので《無限泡影》は手札に戻ります、空撃ちができないルーリングに基づく物ですね。
しかし今回の例では横のファイアエンジンを対象に取る事ができます、そうなれば発動を宣言した以上適正対象とする事ができるのでそちらを対象に処理しなければならない?という話。
しかし発動時に対象としたのはハイドラント、ルール的には対象を決めるのは「発動する際」となっています…うぅん結構ファジーですね…
マスターデュエルでの処理で考えてみましょう、MDの場合でこうなると《無限泡影》は発動できて、対象を決める際にハイドラントを対象に取れなくてファイアエンジンにするしかない、ですね。
これがある種正式な処理なのかもしれませんし、デジタルが故になのか…
紙でこうなってくるとモメる確率はグッと上がります。
大会であればジャッジに委ねるべきである
大会中で起こればこれはジャッジに委ねるのが最善の選択と言えます、お互いに納得がいくのはそれしかないでしょって感じですし、勝手に間違った処理を進めるのもよくありません、大会のスコアはマッチングなどで自分と対戦相手以外にも影響を及ぼしますしね。
CS、ネクストプレイ杯のジャッジ基準では巻き戻さないとなっているようです、大会となるとそりゃそうですよねといった感想です、巻き戻しを許すとやり得になりかねませんからね。
大会で勝手に巻き戻しちゃうと情報アドや、やり得になったりと問題がやはり見受けられます。
あと手札を故意に公開する事もルール違反となっています。
フリーならば巻き戻してもいいけど巻き戻し癖は止めておきたい
フリー対戦ならばまた話は変わります、ジャッジ居ないですし。
身内で対戦して「あー対象に取れないのか」となって相手が「戻していいですよ」と言えばそれはそれでOKな事。
しかし相手が「発動したからには戻さないで」と言えば、落ち度は無限泡影を撃った側にあるので何も言えないですかね、フリーでそういった空気感でやるかどうかは環境次第。
フリーでも勝負は勝負ですがここはお互いの認識で納得いく所で落とすしかないです。
あと伝えたいのはフリーで巻き戻しに緩くても甘えすぎに注意、巻き戻し要求が癖づいてしまうプレイヤーと結構遭遇します。
これは良い悪いというか痛い目見ないと中々覚えないし、上達も遅れます(実体験)
ですが、新しく登場したばかりの慣れていないテーマを回す・相手にする際などTPOに合わすのも大事ですかね。
最後に高火力ポスト置いときます、貼っていい?って聞くと「ええよ」って言われたのでつい…
フリー中での事ならば円満に解決したい所、コミュニケーション大事。
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