22.7リミットレギュレーション禁止制限改訂は「ハリファイバー」禁止が大きな話題となっていますが、《魔導書の神判》が禁止から制限に緩和されるとこれも結構重要なポイントに思えます。
8期の頃に【征竜】と並んだこのカードさてどうなるでしょうかねぇ。
現代遊戯王においてはどうか?
《魔導書の神判》

速攻魔法
このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、このカードの発動後に自分または相手が発動した魔法カードの枚数分まで、自分のデッキから「魔導書の神判」以外の「魔導書」と名のついた魔法カードを手札に加える。
その後、この効果で手札に加えたカードの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体をデッキから特殊召喚できる。
「魔導書の神判」は1ターンに1枚しか発動できない。
11期のカードでもそうそう無い強烈なアドバンテージを獲得できるカード、更に魔法使い族モンスターをリクルートもします。
効果処理が行われるのはエンドフェイズと遅めで、手札に加えたカードを伏せたりする事はできません。
また大量にサーチしてもディスカードが発生したりもするカードですね。
しかしそれだけ手札が増えるなら贅沢な悩みでもありますね。
魔法使い族のリクルートは《昇霊術師 ジョウゲン》を特殊召喚して蓋をする通称「ゴッドジョウゲンシステム」がありますね。
《昇霊術師 ジョウゲン》

効果モンスター
星3/光属性/魔法使い族/攻 200/守1300
手札をランダムに1枚墓地へ捨てて発動できる。
フィールド上の特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
特殊召喚メタとなる「ジョウゲン」これは《魔導書の神判》が流行したときの対抗馬である【征竜】にとても刺さるカードでした。
しかし通常召喚して守備力1300の突破は容易です、もちろん棒立ちではなく各「魔導書」で守る手もあります。
それと相手のメインフェイズ1を早々に終わらせてバトルフェイズを軽めでやり過ごせるというメリットもありますね。
今は《灰流うらら》がある

チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
以前の《魔導書の神判》現役時には無かったカードでアンチカードとなるのが《灰流うらら》です。
デッキから手札に加えるのもデッキからモンスターと特殊召喚するのも引っかかりますね。
《魔導書の神判》も「うらら」に引っかかるのか…と思っても色々考える所があります。
まずは《灰流うらら》を当てないととんでもない事になってしまう、ですね。
莫大なアドバンテージとリクルートは非常に脅威で「うらら」は考えずノータイムで当てに行く感じになりそうです。
フリーとかで《灰流うらら》を入れていないデッキ使用時に使われたら頭抱えますよコレは…
また他の「魔導書」に《灰流うらら》を使えない事にも繋がります。
サーチである《グリモの魔導書》やドローソースである《ルドラの魔導書》に対して「うらら」を投げるのは非常に躊躇われる状態となりますね。

総合的に《灰流うらら》があるから多分大丈夫だろう的な事ですが、誘発でも高価な「うらら」を入れなかったり妥協したフリーカジュアルデッキだと地獄を見るというのが個人的見解です。
大会環境においては大量の「魔導書」を採用していけるデッキがあるかは現在の環境ではちと怪しいですね。
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