ストラクチャーデッキ「蟲惑魔の森」に再録が決定し盛り上がっていますねぇ。
再録が強くテーマも人気なのでヒット商品になりそうな予感がしますな。
その再録カードでも待望されていたのが《増殖するG》ですね《応戦するG》と一緒に再録は嬉しいところです。
今回は遊戯王でもパワーカードとても高い、高すぎる《増殖するG》について。
これを咎めると大展開環境が止まらない
《増殖するG》
効果モンスター 星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。 (1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。 このターン、以下の効果を適用する。 ●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローする。
手札誘発の王様。
ドローに対して厳し目かつ特殊召喚を多用する遊戯王においてこの効果は非常に強烈。
止まらなければ大量ドローと莫大なアドバンテージを与えてしまいます。
遊戯王でかなりのカードアドバンテージを与えるのはとても危険、止まらず盤面を築いても突破方法がモリモリになってしまいます。
通ればデュエルが決まる…そう言われるくらい強力なカードですね。
禁止にすると芋づる式に展開カードがアウトになりそう
海外TCG環境では禁止カード。
流石に強すぎる、禁止も納得なのですがその場合には展開デッキの天下となり得るので《増殖するG》はストッパー・必要悪である部分が少なからずあります。
実際にOCGで1度準制限カードに規制されましたが3ヶ月後の次回改訂ですぐに無制限化となりました。
OCGでは環境の展開・高速化に対する抑止としての運用の大切さが重視されていますね。
昨今は中々通らない
ただし1枚投げるだけでゲームを大きく動かす《増殖するG》昨今では中々通りません。
そりゃ相手からすると絶対に通したくないカードですからね。
《増殖するG》を止める採用率の高い汎用カードは以下の通り。
様々なデッキに入るカードでは上記の3枚がメジャーですね。
他には《ドロール&ロックバード》やコストで「墓地へ送る」必要があるので墓地封じなどがありますね。
メジャーな3つのカード、「墓穴」は準制限「抹殺」は制限カードなのでフル搭載すると6枚体制での対策となります。
あまり手札誘発に対抗するカードが多いと不毛になるのは《抹殺の指名者》が規制されていなかった頃に証明済み。
今のバランスが絶妙な所に落ち着いている感じがしますね。
禁止して調整版を作るには遅すぎる
強すぎるならば禁止にして調整版を作る…カードゲームではあり得る現象なのですが、《増殖するG》は再録を重ねても中々にお高いですし、持っている人は何十枚も持っていますし、それを禁止…となるとユーザーの反発は凄いことになりそうです。
禁止にして違うアプローチの展開対策もあり得るのですがOCGにおいて《増殖するG》は上記の理由でダメそうな感じがしますねぇ。
強すぎるけど必要悪…あんまり好みではない事柄なのですが《増殖するG》に関しては本当にそれすぎてこればかりは受け入れるしか。
コメント
高くて禁止にならないってことは無いし、枚数配られてるから禁止にならないこともない。ユーザーの反発以上にメリットがあるとすれば(新規ユーザーが増えるなど)禁止はあり得る。
新たな展開牽制できるカードが出れば禁止も浮上してくる…それはそれで健全な気もしますね。
ソリティア環境になるよりかはGやうらら等の抑止力でスローになる方がまだ良い。Gやうらら等の手札誘発を入れすぎると手札事故にも繋がるし、そういうことも加味するとやはり制限をかけなくても良い、と思う。アトラクターみたいな一部のデッキのコンセプトが完全に否定されるようなカードでもないので、個人的にはあまり規制を掛けてほしくない。手札誘発がそれほど規制されていないからラビュリンス等の罠メインデッキが入賞しているんじゃないか、と思っている。
今は抑止力として機能していますねぇ、誘発とその対策ばかり引く事故はあるあるですな。
規制されるなら新たな展開抑止が出た時でしょうかねぇ。
個人的にはソリティアしているときこそ遊戯王しているなと思えるときなので、その瞬間を少しでも妨げるようなカードはあまり好きではないんですよね。
使いますけど。