今回は既存の結構前からあるカード単体の話、それが《天底の使徒》です。
10期スタートと共に登場したカードを客観的に見るならば結構前から…と言わないといけないのがおっさんやっぱ辛ぇわ…
出張セットとして大流行し、一時期は制限カードにまで指定されたカード、その実績を見るにやはり実力はホンモノのカードですね、そのカードも今や無制限にまで緩和されました。
このカードが再び脚光を浴びています。
《天底の使徒》サーチ手段でありEXデッキから墓地送りで多大なアドを稼ぐ

EXデッキからモンスターを墓地へ送り「ドラグマ」や《アルバスの落胤》をサーチ・回収できるカード。
発動後にはターン終了時までEXデッキからモンスターを特殊召喚できない制約が発生します。
EXデッキから墓地へ送るのが強いのは昨今の遊戯王では常識となっていますね。

《旧神ヌトス》を墓地へ送れば対象のカードを破壊、《虹光の宣告者》を送れば儀式関連カードのサーチ、テーマ的に合う《灰燼竜バスタード》であればエンドフェイズと少し遅いですが「ドラグマ」か《アルバスの落胤》をリクルートするか手札に加えるか。

アクセス先としてはサーチ効果を持つ《教導の聖女エクレシア》や攻撃力が2500より高いカードを墓地へ送ったならば《教導の騎士フルルドリス》といったモンスター効果無効が可能なモンスターを持ってくる事ができます。
墓地へ送るだけでアドバンテージを稼げるカードが多く、それに加えて本来の《天底の使徒》効果によるサーチ・サルベージ…と非常にアドお化けカードとなっています。

そこからサーチした《教導の聖女エクレシア》が更に「ドラグマ」カードのサーチでアドを稼ぎますからね、先攻では特殊召喚しにくいですが通常召喚から《ドラグマ・パニッシュメント》をサーチして伏せてターンを渡すムーブは中々にエグいです。
その《ドラグマ・パニッシュメント》がまたEXデッキから墓地へ送るので更にアド…とアドが輪廻します、宇宙。
しかしながら発動後からとは言えEXデッキからの特殊召喚縛りは中々に厳しいです、そこで出張先となるのがEXデッキに戦力を依存しない系統のデッキですね、また《教導の聖女エクレシア》を展開してもEXデッキからの特殊召喚縛りが発生します。
主に儀式テーマを中心に人気が高いです、特に最近では【粛声】が勢力を拡大していて、そこでの活躍に注目が集まっています。
他の儀式テーマでも絶賛大人気で【御巫】とか、もう儀式テーマならぶっこめ的なカードとなっていますね。
コストとデメリットがある《おろかな重葬》が泣いています。
規制と緩和の遍歴
20/10/で準制限カードに指定され、21/01/で制限カードと規制強化となりました、流石に制限では使われなくなり23/04/に準制限カードに緩和されて23/07/に制限解除という遍歴を辿っています。
しかし今これがやっぱこのカードやってね?と言う声が増えています、きっかけ自体は【粛声】の強さがあったと思います、そこで(アカン)と再認識された形ですね。
ちょうど僕も【霊使い】で出張させて使ったばかりなのですが、やっぱ強ぇわ…ってなってます、展開力が細い【霊使い】で展開を伸ばすより妨害に振ってみた結果が大正解でした。

この調子だと再規制があっても不思議ではないラインのカードであるっていうのが素直な感想です。
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