現在の環境(2023/11/17現在)において強力な除去手段として使われているカードに《超融合》があります。
このカードの流行のキッカケとなったのは「ワールドプレミアパック2023」で登場した《共命の翼ガルーラ》の登場でしょう、やはり緩い融合素材のモンスターが来ると《超融合》は相対的に強くなりますね。
《超融合》チェーン不可かつ融合素材にしての除去はやはり強い
速攻魔法
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1)：手札を１枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター１体をＥＸデッキから融合召喚する。
シンプルテキストですね、こういうのはやはり強いヤツは強いです、23/10リミットレギュレーションでは準制限カードに指定されています。
今で準制限ですが、今後再び以前のように制限カードになる、かもしれませんね、少なくとも無制限に緩和は無いかなぁって思っています。
手札コストが要求されますが、速攻魔法によるチェーン不可の融合はそれだけでも強力です。
素材はフィールドからしか賄えませんが、相手フィールドのモンスターも素材にして良いのがこのカードの最大の長所。
この相手モンスター素材化により、「対象を取らない融合素材にしてのチェーン不可の除去」としても使う事ができます、現在流行している理由ですね。
当然融合なので素材は適正でなければいけません、そういった中で汎用性のある素材要求となるモンスターの登場により、このカードの除去力が変わってきます、融合モンスターのみならずその時代の流行カードの影響も受けますね。
《共命の翼ガルーラ》種族・属性が偏りがちな環境で輝く
融合・効果モンスター
星６/闇属性/鳥獣族/攻1500/守2400
同じ種族・属性でカード名が異なるモンスター×２
このカード名の(2)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードの戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは倍になる。
(2)：このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分は１枚ドローする。
「ワールドプレミアパック2023」で来日した融合モンスター、来日前からかなり注目されていたカードですね。
特殊召喚する方法はもちろん《超融合》による出力方法、素材指定である「同じ種族・属性でカード名が異なるモンスター」というのはテーマデッキで組む事がとても多い遊戯王OCGにおいてかなり条件が整いやすい素材指定となっています。
特に現在では【R-ACE】や【サラマングレイト】【ラビュリンス】などなど条件に見合うデッキが存在しているので相手フィールドのみを素材にしてこのカードを《超融合》で展開する事ができます。
更にこのカード、(2)の効果によって墓地へ送られると１ドローが付いてきます、破壊などの条件が無いのでリンク素材やシンクロ素材にすれば１ドローによって《超融合》の手札コスト分を補充してくれる有能っぷり。
EXデッキから直接墓地へ送っても誘発できるので【ドラグマ】といったEXデッキから墓地へ送るコンセプトのデッキでもアドバンテージ獲得源として有効に活用する事ができます、素晴らしいですね。
《沼地のドロゴン》セット運用で標的を切り替える事ができる
融合・効果モンスター
星４/水属性/幻竜族/攻1900/守1600
同じ属性で種族が異なるモンスター×２
(1)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はこのカード及びこのカードと同じ属性を持つフィールドのモンスターを効果の対象にできない。
(2)：１ターンに１度、属性を１つ宣言して発動できる。
このカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《共命の翼ガルーラ》とセットで運用されている相方となるのが《沼地のドロゴン》こちらの融合素材は「同じ属性で種族が異なるモンスター」となっており、「ガルーラ」でカバーできない部分を補う事ができ、《超融合》が腐ってしまうといった場面を抑制する事ができます。
こちらも属性自体は一致していないといけませんが、種族がバラけた場合に有効こちらもそういったテーマデッキは多いですからね、また相手フィールドからのみにこだわらず素材の片方を自分で用意すれば更に狙って吸引力を上げていく事ができます、属性を合わせれば良いので自分からも素材を出すなら扱いやすさが高いですね。
相手フィールドのモンスターだけで《超融合》…以前は融合素材が厳しかったり、できちゃったらエゲつない行為でしたが今や結構楽に狙える様になりましたねぇ。
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