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《増殖するG》通るとゲームを決める要因になるパワーカードだが必要悪でもある

カード

遊戯王でも特に「必須レベル」が高く、トーナメント向けデッキなら特に理由が無い限り最優先で3枚搭載されるカード《増殖するG》

その《増殖するG》通称「増G」について考えてみます。

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通すと大変な事になるカード故に対策も厚い

《増殖するG》

効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローする。

特に先攻時に《増殖するG》を通すと大変な事になってしまいます、大抵のプレイヤー・デッキは展開と止める選択を取るかと思います。

後攻の場合だと止まらずに全力で展開をし、ライフを削りにいく勝負に出たりします。いわゆる「増Gツッパ」当然この手段は相手のドローにより手札誘発を引かれる事も視野に入れて動かなければなりません、失敗したら負け、という割り切りが必要。

「増G」のドローはチェーンブロックを作らないので今引いた手札誘発が飛んでくる事もしばしば。

デュエルしていると「増G」通っちゃったのが決め手だった…というのは結構あるあるですな。

それほどまでの展開抑止力とドロー力を持つこのカード、採用率もとても高いのでガードがとても高いです。

昆虫族・レベル2・地属性というステータスがデッキによっては有用に働く場面もありますね。

基本的な汎用での対策札を見ていきましょう。

《灰流うらら》

採用率では《増殖するG》に次ぐであろうこのカード、相手のデッキタッチをはたき落とすだけではなく、ドロー効果を持つ《増殖するG》を止める事もできます。

採用理由の数割が「増G」対策と言っても過言ではないかもしれませんね。

《墓穴の指名者》

速攻魔法
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

アンチ手札誘発とも言える魔法カード、23.1リミットレギュレーションでは準制限となっています。

モンスターのみが守備範囲ですが手札誘発の多くはモンスターであり、それ以外でも墓地効果を使う相手を咎める事ができます。

同名モンスター効果を無効にするのでフィールド・墓地それぞれに同名モンスターが居ればフィールドで発動した厄介なモンスター効果を墓地側のモンスターを除外して止めてしまうといった芸当もでき非常に器用で用途は多岐にわたります。

気をつける点は効果無効は次のターン終了時まで持続するので相手の誘発を無効にすると、次の自分ターンも効果が残存しておりその誘発は無効化される点ですね。

《抹殺の指名者》

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。

《墓穴の指名者》の亜種、23.1リミットレギュレーションでは制限カードに指定されています。

宣言したカードをデッキから除外する事により同名効果を無効にする効果。

「墓穴」との違いはモンスター以外も適用範囲である事、制限されていない頃は「抹殺」を「抹殺」で無効にする場面も多かったです。

「墓穴」も「抹殺」もアンチ手札誘発と迎えられたカードですが無制限だとデュエルがとてつもなく不毛化してしまうので規制となった形ですな。

よく見かける汎用だけで《増殖するG》包囲網は6枚体制

以上の通り《増殖するG》対策カードは採用率が高い汎用カードのみでも6枚体制となっています。

そりゃ中々通らない訳ですわな、自分の増Gは通らないけど相手の増Gは通してしまう…デュエリストあるある。

これだけ強いカードが禁止にならないのはこれだけ対策が積まれているからでしょう、しかし強すぎるが故にというのも事実。

本来なら規制されるレベルのカードですが増Gを禁止すると完全に展開環境化とし魔境化するのも見えます。

仮に禁止するのであれば調整版であるカードを出す、他の展開抑止カードを作るなどがありますかねぇ。

そっちも健全な気もしますが、今持ってる複数デッキ分の増Gが紙切れになるのはつろうございます(本音)

海外TCGでは禁止になって久しい

海外TCGでは準制限・制限と段階を踏んで2018年2月に遂に禁止カードになりました。

海外ではドローソースがとても人気で評価が高いのでそのデュエル文化の違いが理由の1つでしょうかね。

故に海外では結構な展開環境になっている模様、ただリミットレギュレーションとかも違ってますので海外の環境がどうなっているかは謎ですな、海外は環境テーマに結構厳し目な印象ですが。

コメント

  1. Lcl より:

    先行プレイヤーが好き勝手展開して
    相手プレイヤーが打開から入らなきゃいけない後攻1ターン目の先行プレイヤーが使うGは狂ってる
     
    盤面返せなきゃ負け
    返してもワンキル出来なきゃリソース差で負け
     
    こんなのが必要悪な訳がない
     
    先行プレイヤーの展開を躊躇させるだけならまだしも
    すでに盤面出来てる状態で先行プレイヤーが撃てるのは断じて必要悪ではない。

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